ゾーン30

フリーの写真を、ネットから借用しました。

 

「ゾーン30」を、知っていますか。

北海道ではじめてゾーン30が設定されたのは、羊ヶ丘の西となりに位置する福住地区で、平成25年のことです。

 

警察庁はゾーン30を、「生活道路における歩行者等の安全な通行を確保することを目的として、区域(ゾーン)を 定めて最高速度30km毎時の速度規制を実施するとともに、その他の安全対策を必要に応じて組み合わせ、ゾーン内における速度抑制や、ゾーン内を抜け道として通行する行為の抑制等を図る生活道路対策です。」と定義しています。

 

ゾーン30を設定して車の速度を30km毎時以下にすることで、歩行者の優先と交通静穏化の確保が可能になります。

平成29年12月7日付けの読売新聞は、全国約2,500カ所のゾーン30を対象にした警察庁の調査で、交通事故が23.5%、死亡・重傷事故が26.8%減少していた、と報じていました。

 

欧州では、「ボンエルフ」と呼ばれる区間設定が進んでいるそうです。

これはスピードがでないように意図的なカーブ、路上駐車スペース、カマボコ状の突起(ハンプ)などを設定したもの。

 

警察庁のホームページを見ると、日本で令和元年度末までに全国に整備されたゾーン30は3,864カ所。北海道では139カ所です。まだまだですね。 

札幌市西区二十四軒にあるゾーン30を紹介します。

「区域 ここから」の標識が、かなり高い位置にあって、路面に表示がないところもありました。

ネットから借用したフリーの写真のように、目立つものだといいのでしょうが・・・。

制限速度を示す30km毎時の標識は、通常のもの(左から1番目と3番目)よりやや小さいもの(左から2番目と4番目)でした。「止まれ」「駐車禁止」の通常の標識と比べてみてください。

ゾーン30の標識は、より大きい方がいいのではと思うのですが・・・。