国道274号沿いにある曹洞宗禅昭寺の境内に、丸彫りで合掌姿の「交通安全地蔵尊」が安置されています。
台石裏面に、昭和51年に亡くなった二名の戒名と俗名が刻まれていました。
市街地を過ぎて国道274号と241号が重複する足寄国道で、手編みの帽子とマフラーをつけたお地蔵さんが交通安全を見守っていました。
右手に錫杖、左手に宝珠を持つ丸彫り像です。台石左側面の「墓碑」に、昭和18年から平成元年までに亡くなられた、3歳から57歳まで6名のお名前が刻まれていました。
役場からいただいた情報をもとに音更火葬場を訪ねました。入り口に六地蔵が並び、その近くに数珠をかけて合掌する丸彫りのお地蔵さんがおたちでした。
台石前面に大きく「鎮魂」、裏面に女性七名の俗名が刻まれています。地蔵尊の唇には、あざやかな紅。合掌。
火葬場の人が、「典型的な十勝型事故だったんだよ」「このお地蔵さんは事故現場にまつられていたけど、道路拡張工事に伴ってここに移されたんだ」と話してくれました。
昭和60年、絵に描いたような田園風景が広がる十勝平野。町道が交わる交差点で、乗用車とワゴン車(マイクロバス)の双方が徐行することなく、時速60km前後で出会い頭に衝突しました。はずみで対向車線に出たワゴン車は、直進してきた大型ダンプと二重衝突。主婦7人が死亡、1人が重症を負った大事故でした(『音更百年史』)。
観音寺は天台宗のお寺で、境内に「交通安全馬頭観世音菩薩」がまつられています。
三面六臂の浮彫り像で、眼が釣り上がった厳しい容姿の馬頭さんです。
音更神社の境内にたつ「交通安全祈願碑」。
台石に、「みんなの願い交通安全 一人ひとりが交通ルールを守り 明るい街を築きましょう」との刻みがありました。
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