北広島市・恵庭市

北広島

国道36号の輪厚中央から島松坂を下った三叉路に、合掌する丸彫りのお地蔵さんがまつられています。

台石前面の陰刻は「報恩講 千代と栄える 仁井別の里 光とともに歩みゆく 若き民草よ」。

後面には昭和56年に現在位置に移転し、平成18年に改装した旨が刻まれていました。

右隣りにあった説明書きです。

「地蔵の由来 昭和二十二年頃、当地に居た浅野與作さんが、この地を離れる時手づから刻んだ地蔵を、人々の幸せと安全の祈りをたくして、当時の若者と建立したものであります。その後、地蔵さん自らのお声がかりがあり、その意向を受け、昭和四十六年から交通安全も兼ね有志でお守りし、祀っているものであります。平成七年 島松坂地蔵会有志」

左隣におたちの地蔵尊です。『郷土研究 北ひろしま 第十八号』が中川二郎さん作と記していました。

恵庭/島松沢

旧国道36号沿いに馬頭碑・山神碑を挟んで、2体の地蔵尊がまつられています。

大きい方の像は「交通安全の地蔵」と呼ばれる、丸彫りで右手錫杖、左手宝珠のお地蔵さん。昭和32年に北広島市民、恵庭市民、北海道中央バスなどの関連企業が建立しました。

小さい方の像は交通事故死者を慰霊するため昭和35年に建立された浮彫り合掌姿の「鈴木さんの地蔵」。

昭和61年に現在の国道36号が完成するまで、この付近は交通量が多く事故が多いところだったそうです。

恵庭/和光町

市内の中心部を走る道道46号江別恵庭線(旧国道36号)の脇に、右に宝珠左に錫杖を持つ、丸彫りの「交通安全守護地蔵尊」がまつられています。

 

碑板は次のように説明していました。

「地蔵尊建立の由来  昭和二十八年札幌、千歳間国道三十六号線通称弾丸道路が完全舗装となり交通量の増大と共に交通事故も激増しました。特に国道とユカンボシ川の交差付近では、短期間に十数名の悲惨な死亡事故が発生し地域住民に衝撃を与え死者の鎮魂と交通事故の根絶を願い地蔵尊の建立を計画しました。当時の戸磯本道農事実行組合の有志が発起人となり後援 恵庭町 恵庭交通安全協会 協賛近郷住民一同 札幌、千歳間沿線企業 個人多数の浄財と関係者のご奉仕により昭和三十三年完成したものであります。以来五十年地蔵尊は交通安全運動の象徴として交通事故防止を願いご鎮座されています。平成二十年 交通安全守護地蔵尊護持会」