道道80号平取門別線は旧国道237号。そこにかかる平取大橋のたもとに、それぞれお堂がたっていました。
宝形造りのお堂に安置されていたお地蔵さんは、右手に錫杖を持ち、左手に宝珠を持つ、丈60cmほどの丸彫り像。全身のバランスからすると頭部と手がやや大きめ、赤い毛糸で編んだ帽子とマントをつけていました。
国道の脇に、農家の収納庫のような大きい、青いトタン屋根のお堂。中央に高さ約90cmの丸彫り合掌姿のお地蔵さん、隣には錫杖・宝珠を持つ高さ40cmの浮彫り地蔵尊がまつられていました。
『日高町史』に写真が載っていた「交通安全祈願地蔵」を訪ねました。
宝形造りのお堂に安置されていた尊像は丸彫りの合掌像。
磨滅のため目鼻立ちがわかりません。台石の刻みは「交通安全地蔵」でした。
国道235号と牧場柵の間の斜面にたつお堂に、2体のお地蔵さんがまつられています。
どちらのお地蔵さんも高さは60cmほど。右手に錫杖、左手に宝珠を持つ丸彫り像です。でも、お顔の表情が少し違います。私の気のせいか左側のお地蔵さんは、とても悲しそうな顔に見えました……。
建立の趣旨がお堂の奥に据えられた碑板に刻まれていました。地蔵尊の陰になっていて、全文は読み取れませんでしたが、
「福岡からきて交通事故に遭った人を慰霊するため、昭和59年に建立」という内容です。
お堂の屋根は一部が壊れ、尊像の帽子や衣も変色してかなり傷んでいました。香華を手向ける人がいないようで、今後のお世話が心配なお地蔵さんです。
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