石山地区に「交通安全延命地蔵尊」と記された標柱がありました。お堂は、上部の屋根が二方向に勾配を持ち、下部は前後左右の四方へ勾配を持つ、切り妻造りです。この屋根の代表例は法隆寺の金堂。
地蔵尊は昭和40年に、地域住民の守り神として建立されました。右手に錫杖、左手に宝珠を持つ丸彫りの像です。
お堂の内壁に、昭和28年からの「佛故者」、20名のお名前がありました。東京や秋田の方も……。毎年8月に慰霊祭が実施されています。地蔵尊の建立当時は、国道36号が町内を貫き、「かんおけ道路」と呼ばれていたそうです。
右端の写真は、隣のお堂にまつられていた石仏。
苫小牧信用金庫本店のお地蔵さん。中国の友好都市・秦皇島市から送られた長寿石から彫り出した旨が記されていました。
「ぷらっとみなと市場」にもまつられているとのことです。
国道234号沿いにたつ「交通安全地蔵尊」のお堂に、赤いマントをかけた丸彫りのお地蔵さんが合掌していました。
台石前面に「交通安全」、後面に平成3年建立と刻まれていて、お堂の後壁に50名ほどの「建立寄進者」のお名前が記されています。
町道早来安平線沿いにおたちのお地蔵さんです。台石に「交通安全」の四文字が陰刻されていました。
5月中旬のお参りでしたが、地蔵尊はまだ真冬の装い。手編みの赤いマントと緑色のマフラーをつけていました。
北海道はこの頃でもまだ雪が降ることがありますね。
町道大町北進線と町道北進1号線の交差点脇の小さなお堂。お供えものは、袋菓子や缶ジュース。
安置されていたお地蔵さんは、おだやかな表情の浮彫り合掌像で、舟形光背に「◯◯子 十歳」「昭和四十三年」の刻みがありました。
お堂のななめ向かいは「はだしの広場」と呼ばれる公園です。もしも事故が起こらなかったなら、この子は向かいの広場で元気いっぱい走り回っていたことでしょう。合掌しつつ、胸がつまりました。
道道10号千歳鵡川線と道道258号早来千歳線との交差点近くに、「交通安全地蔵尊 富岡自治会」と記したお堂があります。浮彫りの合掌像が、舟形光背部分までまわした赤いセータを、前垂れのようにつけていました。
道道226舞鶴追分線(旧国道234号)沿いにたつ、「追分町交通安全祈願地蔵尊」のお堂。
安置されていたお地蔵さんは合掌姿の丸彫り像で、やさしいお顔の仏さまです。
合掌している手が特に大きく感じられます。力強い祈りです。
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