成田山札幌別院新栄寺の本堂です。
名称の通り千葉県成田市にある成田山新勝寺の札幌別院で、明治18(1885年)に開創した真言宗智山派のお寺。
今は北海道33観音霊場第9番札所、北海道三十六不動尊霊場三十六番札所になっています。
本堂に向かって右側にたつ大師堂です。 昭和9年の建立で、欅と杉をつかった重厚なお堂は、札幌市の重要建築物。
真言宗を開いた弘法大師と中興の祖興教大師、北海道33観音霊場9番札所本尊の不空羂索観音像をまつています。
大師堂の右側にたつお堂と諸尊堂。
たくさんのお地蔵さんがまつられていました。マスクをつけた尊像も。
大師堂の左側には大師像、愛染明王像、不動明王像もおたちです。
本堂の階段を上がり、ご本尊の不動明王をお参りしました。
本尊を中心として大威徳明王、軍荼利明王、降三世明王、金剛夜叉明王がまつられています。
下の階に降りると、光明殿と呼ばれる四国八十八ヶ所のお砂踏みが出来る場所があり、そのとなりが地蔵堂。
地蔵堂の中央にまつられている極彩色のお地蔵さんです。
そのお地蔵さんの左右には、水子地蔵。
何体まつられているのでしょうか……。そのわけを想うと……。
本堂前にたつイチョウは、高さ約10m、樹齢 150 年を超える大木。
令和3年に札幌市の活用促進景観資源の第8号に指定されました。
新栄寺に別れを告げようとした時、石塀の上に「佛心でにぎるハンドル事故はなし」という標語を見つけました。
クルマを運転するときは、心に仏さまを建立しましょう。
次回はすぐ近くにある豊川稲荷のお地蔵さんを紹介します。