仏さまの彫りについて

道端でお参りした仏さまはほとんどが石仏でした。

石仏はその彫り方によって、丸彫り(写真左)、浮彫り(写真中央)、線彫り(写真右)に区別されます。

写真をクリックすると、やや大きくなり、彫りの説明が表示されます。

丸彫りは像の背面まで立体的に彫ったもの、浮彫りは平らな面から浮き上がらせて彫ったもの、線彫りは石面に像を線で彫り込んだものをいいます。

石仏は背後に光背(こうはい)を背負っていることがあります。

光背とは、仏の体から発するという光(後光・ごこう)をかたどったもの。

 

頭部の背後におかれる写真左のような頭光(ずこう)と、体全体を包む写真右のような挙身光(きょしんこう)に大別されます。

 

挙身光で最も多いのもは浮彫り像に見られる舟形光背(ふながたこうはい)です。これはとがった船先が上を向き、こちらの迷いの岸(此岸・しがん)から、あちらの悟りの岸(彼岸・ひがん)へ、すべての人びとを乗せて導き渡すという願い舟をあらわしています。

 

そのほかお地蔵さんのことについては、『交通安全を語る仏さま ーお地蔵さん入門ー』を参考にしてください。

 

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