知床国道と呼ばれる334号の脇道にたつ2本の交通安全旗。お堂にはお大師さんと観音さんがまつられていました。どちらもかなりの年月を経てきたと思われる石仏です。交通安全の見守りに感謝してお参りしました。
国道391号沿いの法面の下で、等身大超の丸彫り「延命地蔵尊」が交通安全を見守っています。昭和33年建立の露仏ですが、ほとんど磨滅していません。錫杖を握る右手と宝珠を持つ左手がともに前につき出ていて、衣のひだも立体的な丸彫り像です。台石に大和講・小清水観世音講の人々と、石工さんの名前が刻まれていました。
浜小清水駅の近くです。国道244号の直線道路に、二体の地蔵尊がまつられていました。
①の尊像は小清水寄り、昭和52年に建立された高さ30cmほどで、両手で宝珠をささえ持つ浮彫り像。台石前面中央に「延命地蔵」、その左右に「交通」「安全」の刻みがありました。
②の尊像は、①から数百m離れた浜小清水駅寄りにおたちで、丈40cmの合掌姿の浮彫り像。お気の毒なことにかなり磨滅していて、合掌する手の輪郭がわからないほどでした。台石正面には「交通安全祈願」と刻まれていました。
浜小清駅と北浜駅を結ぶJR釧網線の両側に、原生花園が広がっています。
涛沸橋手前浜側の小高いところに、花々に囲まれて「北浜遭難地蔵」がまつられていました。丸彫りの合掌像で、お顔は浜風のためかなり磨滅。
『網走の碑』(網走歴史の会)によると、附近で不慮の事故のために亡くなった11名を慰霊するため、昭和26年に建立された地蔵尊です。
涛沸川にかかる鉄橋のたもと、網走市との境界に近くにたつ「カスミ地蔵」のお堂。お地蔵さん合掌する丸彫り像で、目鼻立ちはわからなくなっています。ご両親がこの地蔵尊を建立し、カスミさんが宿泊した網走ユースホステルのペアレントが台石に挽歌の刻みを残しています(『網走の碑』)。
オホーツクの海青く 原生花園の花 紅
しかるべき北辺の旅 ホステリングの乙女
一瞬のうちに鉄路に散る父母の嘆き友の悲しみ呼べど帰らぬ
運命の日ときこれ 昭和四十二年七月二十六日
◯◯カスミさんの死 繰り返すことなきを念ず
網走ユースホステル ペアレント◯◯ ◯
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