和寒町・幌加内町・美深町

和寒

塩狩峠を下った朝日地区の国道40号の脇で、合掌する丸彫りの「延命地蔵」が交通安全を見守っていました。頭から足元まで赤い布を巻きつけているので、遠くからでも確認しやすい地蔵尊です。

塩狩峠は比布と和寒の町界にあり、現在は国道40号(最高点の標高は263m)、JR宗谷本線、道央自動車道の3本が通り、石狩川水系と天塩川水系の分水界です。むかしは交通の難所でしたが、現在は改良されて緩やかな坂道です。この峠で起こった列車事故を題材にした小説が三浦綾子の「塩狩峠」です。

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幌加内

役場からお地蔵さんの情報とともに新聞縮刷版の複写が届きました。その要旨です。

「 ―乗用車路外転落 若者2人が死ぬ― 25日午後9時20分頃、空知管内幌加内町母子里の国道275号で、乗用車がゆるいカーブを曲がり切れずにガードレールに激突し、5mの路外に転落、乗用車は大破。2人が全身を打ち死亡、1人がけがをした。深川署の調べによると、現場は下り坂。道路の舗装が切れて砂利道に入ったところで事故を起こしていた。時速100km以上のスピードを出していたため、ハンドル操作を誤ったとみて調べている」(『北海道新聞』昭和63年5月26日)。

事故当時、もし国道の舗装が完備されていたなら、もしシートベルトをつけていたなら、死亡事故には至らなかったかもしれません。道路から十数m入った空き地に、浮彫り像のお地蔵さんとお不動さんが並んでまつられていました。

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美深・音威子府

国道275号で幌加内から美深へ向かう途中、玉川地区で左手に子どもを抱いたお地蔵さんをお参りしました。

また、音威子府村咲来の国道40号沿いで「交通事故物故者慰霊塔」を見つけお参りしました。