長沼町・由仁町・栗山町

長沼

道道3号札幌夕張線の西長沼に、「交通安全祈願地蔵尊」と記した標柱。

2体の尊像が交通安全を見守っています。

等身大ほどの像は「延命地蔵尊」。丸彫りで右手に錫杖、左手に宝珠を持っていて、昭和44年に西長沼交通事故防止協議会が建立した旨の刻みがあります。

小像は、舟形光背部分に円光を描いた合掌姿の浮彫り像。

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由仁

国道274号沿いの東三川にたつ「交通安全地蔵堂」に、4体の石仏が安置されています。

左から薬師如来、開拓地蔵、延命地蔵、阿弥陀如来です。

『東三川百年誌』によると、これらの尊像は昭和48年、国道274号の拡幅工事に伴ってここに集められ、時代に即してお堂は「交通安全地蔵堂」と命名されました。

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栗山

国道234号桜丘地区で、土留石垣を登ったところに、右から小さなお堂、植樹された二代目の泣く木、そして「泣く木跡」と刻んだ石碑が並んでいます。

「泣く木」とは?

『道路にかかわる北海道の碑物語』(三浦 宏著 北海道開発技術センター)に、次の話が載っています。

「大正初期の国道拡幅工事の際、邪魔なニレの大木を切り倒そうとすると『ヒーッ、ヒーッ』とむせび泣く声がしたため、国道を曲げて整備した。というのも、明治の中ごろ道路開削に酷使され斃れた空知集治監の囚人をこの木の周辺に埋めたとされ、この木が怨念の塚であるとされているからである。ところが、昭和45年に酒の席で賭けをした若者が、チェーンソーでこの木を切り倒してしまった。それ以後、若者の縁者に不幸が襲い、交通事故が多発した。そこで、地元の若者達が記念碑を建て、二代目泣く木を植え、地蔵尊を安置した」

 

「 地蔵尊を安置」と記されていましたが、お堂に安置されていた石仏は定印を結んでいる阿弥陀如来座像。

観音菩薩や不動明王などの石仏は、みなひとまとめにして「地蔵」と呼ぶことがあります。