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交通安全-だるま

豊平区平岸2条4丁目にある平岸ハイヤー株式会社です。左端に何やら白いもの。

 

「無事故だるま」です。普段は手前の平岸街道のほうを向いて地域の交通安全を見守っていますが、この日は何故か後ろを向いていました。

正面から見た無事故だるまです。

平岸ハイヤーのホームページ(https://daruma-hiragishi.jp/campany/)に、こう記されていました。

 

平岸ハイヤーの行灯がだるまの理由は、昭和40年代に遡ります。タクシー会社全般が神風タクシーと言われていた時代に、悪い評判から抜けたい、事故のない会社にしたいという機運が平岸ハイヤーで起こりました。社内改革のシンボルとして選ばれたのが「だるま」でした。だるまに交通安全の祈りを込める。班ごとにドライバー全員が安全祈願をだるまに書き込み、ペンキで塗りつぶすという願掛けに使用したり、雪まつりでだるまの大雪像を作ったり、各警察署に大ダルマを寄付したり、交通安全週間にトラックに乗せてパレードをしたりとしている中で、行燈もだるまに変えたのが昭和52年になります。

 

なお、神風タクシーとは、おもに昭和30年代ころ、歩合給を稼ぐために交通法規を無視して無謀な運転をしていたタクシーのこと。もう、死語になってしまいました。

 

だるまは赤いものが多いと思いますが、この無事故だるまは白。

もとは雪だるまだったのですね。雪から紙の張りぼてになり、今はグラスファイバーの丈夫なものだそうです。

ホームページGAZOO(https://gazoo.com/column/daily/21/11/21/)によると、毎年、夏の交通安全運動の初日にダルマの目入れ式を行うので、何日か前からお化粧直しをするそうです。

 顔は真っ白に塗ってしまうのでのっぺらぼうになり、この期間に限ってダルマは平岸街道を背にして反対側を向くとのこと。

令和4年の夏の交通安全運動期間は7月13日~7月22日、このブログの写真は13日に撮影しました。

車の屋根の行燈にも、だるま。

YOSAKOIソーラン祭りには、平岸天神のラッピング車両も登場。

平岸ハイヤーの近くの横断歩道で、「こりん」と「めーたん」が交通安全を呼びかけていました。

 

「こりん」は、かつて盛んに栽培されたリンゴがモチーフ。「めーたん」は、代表的景勝地「羊ケ丘展望台」のかわいらしい羊がモチーフ。このキャラクター達は豊平区の魅力を発見する探偵です。