札幌市白石区菊水9条3丁目の国道12号線。国道に面して大きな観音さま(黄色の矢印)がおたちです。
正面から見たところです。おたちのところは、仏壇・仏具のときわ堂前。
台石と蓮台を含めると、仏さまはお店の3階の窓にとどく高さです。
繊細な造りの仏さまです。お店の方に伺ったところ、素材はFRPとのことでした。
この観音さまは昭和63年の建立。34年前です。
台石に諸人招福・交通安全を祈願する旨の刻みがありました。
国道12号線は、北海道でもトップクラスの交通量。そして交通事故の多発路線です。
そこで諸人招福とともに、特に交通安全を祈願した、とお店の方が語ってくれました。
全国の交通事故死者は、昭和45年に最多の6,765人を記録。「交通戦争」と呼ばれた時代です。
その後は減少傾向でしたが、この仏さまが建立された昭和の終わりから平成のはじめにかけて、再び交通事故死者が増加。「第二次交通戦争」という言葉が使われるようになりました。
交通安全を祈願する北海道一大きい仏さまは、わたしが知る限りでは、滝川市の「交通安全祈願聖観音菩薩」。像高約7.85mの石像で、台石を含めると約20mです。
この仏さまも、ときわ堂の観音さまと同じく昭和63年に建立されました。詳細は本ホームページを参照してください。