三角山周辺で、名前がついている坂を今回と次回に分けて紹介します。
今回は自然散策路(登山道)の話です。写真は山の手入口にたつ案内板。最近新しいものになりました。
三角山に登るルートは三つ。山の手入口、宮の沢入口、そして小別沢入口の3ルートです。
これら3ルートのうち名前がついた坂があるのは、山の手入口からのルートのみ。
小別沢からの道では、ことしの3月にクマの巣穴の調査をしていた男性2人がヒグマに襲われました。入口にはいまもクマ注意の標示がありました。
写真は山の手入口にある「一の坂」の標示です。
三角山の頂上まで名前がついている坂は10カ所。でも上記の案内板に示されていた坂は「九の坂」まで。
「三角山の花ガイド」という小冊子にある地図です。
「九の坂」の次に「十の坂」があります。
こちらは札幌市のホームページにある「三角山散策MAP」の拡大です。
ここにも「十の坂」があります。このMAP(PDF)は次のアドレスから入手可能。
(https://www.city.sapporo.jp/ryokuka/midori/shizen/documents/sankakuyamaura.pdf)
なお、宮の沢入口の案内板には、「十の坂」が明記されていました。
散策路とはいえ登山道。命に関わることも想定されますので、「十の坂」も記入しておいた方がいいですよね。
ホームページ「三角山:一の坂から十の坂までを探す旅(笑)(^o^)/?!」で、すべての坂の標示を見ることができます。(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3036900.html)
ところで、山の手入口の案内板にはなく、下左の写真「三角山散策MAP」(下の左側の写真)にはのっている道があります。「三の坂」の中間点あたりから左にのびる白い点線(青矢印)で示された道です。
こぶし平(3の地点)にある案内表示(下の右端の写真)にも点線の道が記されていました。
人が歩いている右側の道が「三の坂」で、黄色の矢印が点線の近道。ですが、この分岐点には何の表示もありません。
近道を登ると「四の坂」と「五の坂」はパスして、いきなり「六の坂」が現れます。
三角山登山に慣れている人はこの近道を利用していますが、はじめての人が近道に入り込むと坂の番号順に歩くことにはならず、困惑することになるでしょう。
宮の沢入口の案内板にも、この近道は記されていません。
案内板やガイドの地図は、標示を統一してほしいところです。
次回のその2では、三角山の裾野にある三つの坂(①〜③)を紹介します。