· 

「三角山」を名乗る学校

 

札幌市西区にある三角山(311m)の近くに、

「三角山」を名乗る学校が3校あります。

①は「三角山小学校」。

生徒数は277人(2021年度)で少なめ、札幌市中央区にある17校中で15番目です。

体育館の後ろには標高311mの三角山。

クラブ野球の少年たちが練習をしているグラウンドから、札幌市内の中心部を望むことができました。

ここは海抜約65m。

校舎の壁に掲げられた標語。

 

色あせて読み取りにくくなくなっていましたが、

「自然といっしょに 三角山家族 仲間といっしょに」

と記されていました。

②は花園学院の「三角山ひろば」。

花園学院(左写真の右奥の建物)は、障害者支援施設。

平成23年から就労移行支援事業として、近くにあるりんご園と協力してリンゴの栽培をしています。

 

その栽培や販売の拠点になっているのが「三角山ひろば」。

左写真中央の建物で、三角山登山道の山の手入口に面して建っています。

毎年、秋になると、ここで新鮮なリンゴを販売。

③は「北海道手稲養護学校三角山分校」。

北海道八雲養護学校が、令和2年8月に札幌へ移転し、北海道手稲養護学校三角山分校として開校しました。

 

隣接する「国立病院機構 北海道医療センター」(左奥の建物)に入院している児童生徒を対象とした特別支援学校です。

3階が特別教室、4階が職員室、5階が生徒用教室で、2階は札幌市立山の手支援学校。

 

北海道医療センター(左の建物)と三角山分校(右の建物)は、上層階でも連結。

医療センターの後ろには、三角山が頭を出していました。

 

校舎の前にあった、八雲養護学校時代のものと思われる2つの碑。その彫りは、

 

「負けてたまるか」(左写真)と、

「ことしもやってきた さくらどりのむれ さびしさにたえて みんな強く生きよう」(右写真)。

 

なお、さくらどりとはムクドリやコムクドリのこと。