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狸地蔵さんの新居

先月、1月23日(月)の狸小路4丁目です。

 

平日にもかかわらず人通りが多く、訪日外国人(インバウンド)らしき人たちが行き交うなど、新型コロナの感染が拡大していた頃とは明らかに様子が違っていました。

 

でも、狸地蔵さんが入居していた神社が見当たりません。赤矢印が仮住まいの神社があったところです。向かいのセブンイレブンで聞いてみると、神社は2丁目に移ったとのこと。

なお、狸地蔵さんは、当ブログの「お地蔵さん」ではない「地蔵」その2(2021/08/02)と、狸地蔵さんが動いた(2021/12/07)で紹介しました。

 

 

狸小路2丁目です。業務スーパーとセコマとの間に、新たに開店した「狸COMITCHI」。

その右角に令和4年8月26日に創建された「狸神社」がありました。

ウィキペディアによると、本神社は「1973年、狸祭り第20回と狸小路が設立から100周年記念を迎えたことをきっかけに建立された。設立した当初は狸小路4丁目に設置されていたが、その後現在の位置である狸小路5丁目へと移された」とのことなので、このたびは3か所目。

 

 

狸COMITCHIは、北海道各地の食文化を発信する横丁で、20店ほどの飲食店が入居。

2階には狸神輿の展示コーナーや狸小路歴史探訪VRがありました。

新たな神社は、狸小路5丁目の神社(写真左)に較べるとコンパクト。主な相違点は次のとおりです。

 

新神社では太いしめ縄(写真左の黄矢印)がなく、「本陣狸大明神社」(写真中央)から「狸神社」(写真右)に名称変更されていました。

新たな「狸神社縁起」が掲げられ、前半の内容は以前と同じでしたが、後半に新たな説明が加わりました。

「狸水かけ地蔵」と呼ばれていたように、昔はお地蔵さんの脇に手水鉢や柄杓がありました(写真左)。

でも移転後は、それらが撤去され、お地蔵さんの足元にも「狸地蔵八徳」の説明が加わりました(写真右)。

狸地蔵さんは、これらの新しい環境をどのように感じているのでしょうか。