「導き地蔵尊」が安置されているという曹洞宗含笑寺は、藤野の国道230号沿いのお寺。
写真はその門前です。3月中旬でしたが、まだたくさんの雪が残っていました。
門を入ると、左側にお地蔵さんが2体。
でも雪が深くて近づくことができません。コンパクトデジカメの5倍ズームでは、これが限界。
離れたところから、「南無地蔵願王尊」とお参りしました。
左側には比較的新しい小祠。
踏み跡をたどって行くことができました。
祀られていたお地蔵さんが、導き地蔵尊。
南区のHPは、昭和10年(1935年)ころ、篠塚家の子息が街へでかけて行方不明になったことから、中上伊左衛門と篠塚嘉蔵が無事を祈って建立との旨を記しています。
同HPには、「最初は、国道沿いにあったが拡幅に伴い移設、現在地は3ヵ所目」とありました。
一方、『さっぽろ歴史散歩』(山崎長吉著 北海道出版企画センター)には、「四度目で現在地に安置された」とありました。
導き地蔵尊は、平成30年9月に含笑寺(藤野2条9丁目5-1)に移設されたとのことです。
お地蔵さんにとって、ここは3ヵ所目なのでしょうか、4ヵ所目になるのでしょうか?
いずれにしても、今度はきっとここが安住の地となることでしょう。