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金毘羅密寺の仏さま

通りがかりに、「札幌大佛」の四文字が目に止まりました。

 

札幌市西区宮の沢1条5丁目の高野山真言宗 金毘羅密寺。御本尊は秘仏の金毘羅大権現です。

 

本寺は北海道十三仏霊場の第3番。霊場の本尊として文殊菩薩をおまつりしています。また、七福神霊場として恵比須尊天もおまつりしています。

玄関の右側には弌願文殊菩薩。

横の説明板に『「弌願文殊菩薩」さまに手を合わせご真言をお唱えし、お水を掛け、「一つの願い事」をご祈願されて下さい』とありました。

玄関の左側には、小さなかわいらしい仏さまが10体ほど。

その多くはお地蔵さん。でも、不思議な彫りの仏さまも。

もう一度お寺の全景を見て下さい。

 

赤い矢印のところが普通の建物と少し違います。

玄関戸を開き、中へ入ってみて、そのわけがわかりました。

 

すぐ右側が吹き抜けの文殊殿。

大きな文殊さま(札幌大仏)を安置していたのです。

 

大仏さまは高さ7.6m、重量2530kg、北海道産の木を使った寄木作りによる彫刻。背後の光背は10mを超え、制作に16年を費やしたとのことです。文殊菩薩像は四体の眷属(善財童子、優塡王、仏陀波利、大聖老人)を従え、その正面にお太子さんの木像もおたちでした。

 

文殊殿の内部は撮影禁止とのこと、この写真はお寺のHPからお借りしました。(https://www.sapporodaibutu.com

大きな大仏さんに圧倒されましたが、木の良い香りにひたることができるお参りでした。