札幌市中央区南11条西13 丁目にある大宥寺(だいゆうじ)。
大正12(1923)年、曹洞宗山鼻説教所として設立し、その後、本堂等の伽藍が整備されて山鼻禅寺と称されてきました。
昭和22(1947)年に、大宥寺として寺号公称。
正面玄関上に祀られている観音さまは、高さ約4m。
観音さまの右下の像はお地蔵さんと思いきや、なんと坊主頭のお掃除小僧さん。
三世住職が、静岡県森町にある曹洞禅の名刹、大洞院のお掃除小僧さんに感銘を受けて建立したとのことです。
小僧さんは風雨にさらされて、右手を失うなど少し傷んできたようです。
台座に刻まれた言葉は「塵を掃き 垢を除かん」。なお現在、大洞院のそれはすべてひらがなの彫りです。(http://fuchan12.livedoor.blog/archives/32210304.html)
小僧さんの左手のお堂に祀られていたのが、お地蔵さん。
3体のうち、左側と中央の2尊はかなりスリムです。
左側のお地蔵さんは厳しいお顔、中央のお地蔵さんは黒い瞳、何を見ているのでしょうか。
お寺の左側にある駐車場の角で、もう1体のお掃除小僧さんが見守っていました。
駐車場の中央には、観音さまも。
駐車場脇にあった、四面の石幢(せきどう)。
石幢としては六面に刻まれた六地蔵が一般的ですが、四面に刻まれている仏さまはどなたなのでしょうか?