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大覚寺のお地蔵さん

 

曹洞宗 金龍山 大覚寺は、地下鉄東豊線「東区役所前駅」の1番出口から500mほどのところにあるお寺。

 

写真は東側の門前です。黃い矢印のところに狛犬、赤い矢印はお地蔵さん。

この東門をくぐると、次の門は道内でも最大級の山門。

1920年(大正9年)に建てられました。

山門の左側にはスリムな狛犬が守る豊川稲荷が祀られていました。

山門の右側では様々なお地蔵さんが出迎えてくれました。

六地蔵さんなのでしょうか? 左から2番目の石仏は座していて、みなさん帽子をかぶていました。

印象的だったのは黃い矢印を付した小さなお地蔵さん。

近くでは石仏の移動工事が行われていて、縛られたお地蔵さんはちょっと哀れ。

道内最大級の山門をくぐると、札幌市の保存樹木に指定されているイチョウが並ぶ境内です。

札幌市の保存樹等指定一覧 表を見ると、平成27年にはイチョウ3 本、 シダレヤナギ2本、  ヤチダモ1本でしたが、令和5年にはイチョウ3本、ヤチダモ1本になっていました。

山門の横手にたつ五百羅漢堂です。

北側の門です。赤矢印のところに「さっぽろ・ふるさと文化百選No.089」に選定された旨の説明プレート。

「札幌の中心部から元村-丘珠-篠路を経て、茨戸にいたる元村街道は、もとは鹿の群れなどが通るけもの道であった。幕末に大友亀太郎により開削され、明治以降は札幌本府から石狩に至る唯一の陸路として発展した。明治中期に帝国製麻の工場ができてからは街道沿いに商店街が建ち並びにぎわいを見せた。大覚寺のヤチダモの大木は、街道を行く人々の目印となっていたという。境内には大正時代に建てられた道内でも最大級の山門がある。」と記されていました。

元村とは札幌元村のことで、かつては札幌本府と札幌元村が札幌市にはありました。

その元村街道(現在の名称は北海道道273号線花畔札幌線)にたつヤチダモです。

そして、道路をへだてて斜め向かいにたっていたのは現代の石像?