『当麻町史』に、「国鉄石北線開通以来、親子山附近線路上で幾多の死亡事故が発生したのを憂いて、事故防止の供養を兼ねて昭和二十八年鉄道線路からよく見える親子山の山頂に地蔵尊を建立した。(中略)以来現在迄無事故が続いている」とあり、錫杖を持つ尊像の写真が載っていました。
国道39号から見た親子山です。山の入り口まで車で行くことができ、山頂までは歩いて5分。
なんと、山頂にまつられていた石仏は弘法大師と不動明王。石仏といえばみな「地蔵」なのですね。
お大師さんは等身大ほどで、台石を含めると3mくらいの高さがあります。右手に錫杖、左手にお鉢を持つお姿で、穏やかな表情の尊像。台石の彫りは「修行大師」。造立時は像を土橇(そり)に載せ馬に引かせて、山頂まで引き上げたそうです。
中愛別の国道39号脇に赤い柱と青い屋根のお堂があり、目と眉を描き入れて口元に紅をおいたお地蔵さんが安置されていました。身の丈50cmほどで、右手に錫杖、左手に宝珠を持ち、頭光を負う丸彫り像です。昭和48年の建立。
後日、Googleマップのストリートビュー(平成29年撮影)では、お堂があった所が更地になっていました。現地確認はしていませんが、お地蔵さんはどこへ……。
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