国道38号から500mほど離れた帯自連ビルの前で、等身大の丸彫り地蔵尊が合掌しています。
「社団法人帯広地方自家用車協会法人化三十周年記念事業」として、平成二年に建立された尊像です。
台の正面の彫りは「交通安全」、右側面は「十勝住民の願い」。
道道109号新帯広空港線沿いに、「新西国三十三番観世音菩薩 交通安全地蔵尊」と記された標柱がたっています。
横長のお堂には三十三観音が並び、その左端に地蔵尊のお堂がありました。
まつられていたのは、合掌姿でやや細めの丸彫り像。台石正面に「交通安全」、裏面に平成3年建立と刻まれていました。
お地蔵さんは国道236号と直角におたちです。右手に錫杖、左手に宝珠を持つ丸彫り像で、台石を含めた高さは3mほど。
台石正面の碑文は、次のように伝えています。
「趣意書 交通事故による尊い命の犠牲者は年々増加し、大樹町においても昭和五十八年、五十九年と相次いでここ東和地区で事故死が発生しました。交通事故ゼロは、町民の悲願であり事故多発地帯のこの地に交通安全地蔵を建立しここに無事故を祈願いたします 昭和五十九年」
大きな像はたいがい鉄製の錫杖を執っていますが、この尊像は石から彫り出した重そうな錫杖を握っていました。
「昭和51年11月、町道開進19号との交差点で、猛スピードで走る乗用車がセンターラインをオーバーして、大型トレーナーと正面衝突。乗用車の4人が即死する悲惨な事故になりました。この場所は以前から小さな事故や車の逸脱が相次ぎ、運転者から魔のカーブと呼ばれていたところです。
翌年、大樹町役場の運転者会が事故絶滅を祈願して、お地蔵さんをまつりました。『大樹町開拓叢書 碑が綴る先人の足あと』は、「その後町内では多数の人が亡くなる交通事故は発生していません」と記しています。
尊像は舟形光背を持つ浮彫りで、右手に錫杖を持ち、左手はすがりつく子どもの頭をなでています。
このお地蔵さんは魂抜きをして保管されていた像で、近くに立つ「交通安全地蔵」と記された高さ約5mの黄色の円塔標柱も古い水道管の再利用とのことです。
国道336号野塚地区で、黄色の交通安全旗がたつバス待合所のようなお堂を見つけました。
頭光を薄青色に描いた浮彫り座像のお地蔵さんが合掌しています。舟形光背には「開拓記念 明治二十四年八月 森永九郎兵衛建立」と刻まれていました。約百二十年前からこの地区を見守ってこられた地蔵尊に感謝。
フンベの滝の前で海難供養のため建立されたお地蔵さんが、海を見つめていました。
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